FX取引での利益と投資のスタイル

 FXで利益を得るためには、通貨間の金利差を利用して、これを毎日積み上げていく形で利益を得るインカムゲインを狙う方法と、為替相場のレートの変動を利用して、その為替差損益を得るキャピタルゲインを求めていく方法との、2つの種類が存在します。

通貨間の金利差を利用していくものは、例えば銀行などで売られている、外貨定期貯金と似た形の投資を行います。

FXでは異なる2つの通貨を一組にした通貨ペアというものを、お互いに売買していくことになるのですが、この2つの通貨に設定されている金利の差をスワップポイントと呼んでいます。
このスワップポイントは、金利の低い通貨で金利の高い通貨を買って保持し続けることにより利益となり、この利益は日ごとに集計されて積み上げられていきます。
このことを利用し、一回の取引きを月単位、年単位という長い期間に渡って行うことにより、このスワップポイントを利益としていくことになります。

これに対し、為替相場のレート変動を利用していく場合は、株取引きや先物取引に似た形の投資を行います。

新規の売買注文で通貨を保持し、保持した通貨に為替相場の変動によって利益が発生するのを待ち、決済の売買注文で通貨の保持を解消することにより、手元に為替変動で生まれた利益を残していくという形になります。
1回の取引きの期間は短くなり、長くても週単位、短ければ十数秒で一回の取引きを終了することもあります。
為替相場の変動を利用していくために、短期間で取引きを繰り返すことで、大きな利益を得ることが可能になっています。

このように、短期、中期の投資スタイルと、長期の投資スタイルでは、求めていく利益や取引きを行う上での注意点なども違っており、どの投資スタイルを選んでいくのかは、投資家自身の判断となります。

もちろん、いずれかの投資スタイルを選ばなくてはいけないという事もないために、例えば長期投資でスワップポイントを求めるスワップトレードを仕掛けておきながら、取引きに掛ける時間がそれほど無い時は、数日間から週単位の中期投資であるスイングトレードで、為替差損益とスワップポイントを同時に利益としていくというスタイルもいいでしょう。

また、じっくりと時間がある場合には、極めて短い取引きや、その日のうちに取引きを終える、スキャルピングトレードやデイトレードで、為替相場から丁寧に利益を得ていくという方法もあるでしょう。

このように、FXでは通貨を銘柄にしてこれを相互に売買していくという、実にシンプルな投資方法でありながら、そのシンプルさゆえに、投資家のスタイルに合わせて様々なアレンジを行うことができるものになっていますので、まずは少ない資金での投資で、いろいろな投資スタイルを試してみるのもよいかもしれません。